デヴォン・マーレイ
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 映画『ハリー・ポッター』シリーズで、主人公ハリーのルームメイトであるシェーマス・フィネガンを演じていたデヴォン・マーレイが、Twitterを通じてうつ病を患っていたことを告白した。

 今年4月に、元エージェントから手数料未払いで訴えられていた裁判で、母親が「普通のティーンエイジャーの男の子のように、酒と女と車に使ったから」と答えたことが話題になったデヴォン。彼はWHO(世界保健機関)が、世界精神保健デー(World Mental Health Day)と定めている10月10日に「#worldmentalhealthday」のハッシュタグを付けて、「10年間黙ってうつ病と闘っていた。ごく最近になってそのことを話したら、状況は大きく改善した」とTwitterに投稿。期間的には第5作の『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007)の撮影時あたりから、葛藤の日々を送っていたことになる。

 またデヴォンは続けて、「今年自殺願望も抱えていた」ともポツリ。だが心の奥底ではそれを誰かから強く否定されることを望んでいたといい、「心を開いて本当のことを人に話したんだ」とのこと。自分だけで抱え込むことをやめたことが事態の改善に結びついたよう。彼は「もしも友人や家族が黙って悩んでいるんじゃないかと思ったら、彼らに手を差し伸べてください。自分が気に掛けていることを知らせてください」と自らの体験をもって、アドバイスしている。

 彼のツイートは反響を呼び、ファンからは「このことを話してくれたあなたを尊敬するわ」「話してくれてありがとう」という声のほか、実際に悩んでいる人からも共に頑張ろうという言葉が寄せられている。デヴォンは「僕がオープンにしたことが、たくさんの方々の励みや助けになったことをとてもうれしく思っています。わたしたちは周りの人から愛されて、気に掛けられているんです #talk(しゃべろう)」とつづっている。(編集部・井本早紀)