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 女優の井上真央(29)が、10月1日に所属事務所であるセブンス・アヴェニューから正式に独立を果たした。2015年には大河ドラマ『花燃ゆ』(NHK)に出演し話題を集めたが、その後は出演する作品も徐々に減少し、最近ではドラマで見かけることはほぼなくなった。

 事務所との仕事に対する方向性の違いや、ギャラに関する折り合いがつかなかったとも言われているが、松本潤(33)との交際ならびに結婚も大きな要因とされている。

 井上と松本は、2005年に放送されたドラマ『花より男子』(TBS系)で共演し、それをきっかけに交際がスタートした。双方の事務所も、現在では交際を否定するようなことはなく、まさしく“公認状態”でかれこれ10年以上も愛を育んできた。タイミング的にも、そろそろ結婚を意識しても不思議ではない。関係者筋の話によれば、あのジャニーズ事務所も、井上との結婚については「時期が来れば」と了承していたという。ところが、そんな結婚が現実味を帯び始めてきた今年、ジャニーズ内部の状況が少し変わってしまった。それがあの、SMAP解散騒動である。

 まだまだジャニーズにとっての稼ぎ頭でいてもらわなければいけなかったSMAPが解散してしまうことで、にはそれ以上の稼ぎを求められるようになった。そうなれば、メンバーの結婚というマイナスイメージはなるべく避けたい。ジャニーズは一時、松本の結婚を渋ったのだという。

「10年以上も待ったのに、またも結婚の話が白紙に戻れば、先行きが全く分からなくなってしまい、下手すると破局を促されかねない。そう思った井上が、事務所を退社という荒業で、ジャニーズに結婚を認めさせようとしたということです。話によると、無事に結婚に至った後、けじめとしてこのまま芸能界を引退するとまでいわれています」(芸能関係者)

■SMAP解散で意外な効果か

 さらに井上は、こうして自らの退路を断ったことで、松本に対しても結婚を強く押しているという。そんな井上の覚悟を見た松本自身も、これまで以上に強い意志で、結婚についてジャニーズに掛け合っているようだ。

「もちろん、松本としても結婚の願望はあったわけですが、これまでそんな結婚願望を事務所に強く言えていない背景があった。ところがSMAP解散が決定し、が次代のエースとなれば、これ以上内乱になるようなことはジャニーズとしても避けたい。松本に強く物を言えなくなった事務所の現状を逆手にとって、松本も結婚を認めさせようと動いたわけです」(前出・芸能関係者)

 井上は、過去に番組で「30歳までには結婚したい」と語っていた。現在29歳の井上は、来年の1月9日に誕生日を迎えるとあって、その直前のタイミングでの結婚が有力視されている。

「芸能界では、週刊誌が発売されない年末年始に結婚が発表されるのが通例です。今回の井上と松本に関しても、井上が30歳の誕生日を迎える直前となる元日に、結婚発表されるのではと噂されています」(芸能記者)

 2人の間柄をよく知る関係者でさえ、ジャニーズが結婚を認めるまでにはまだ時間が掛かるのではと思われていた。それだけに、このスピード感で本当に結婚に至るとなると、上述の通りSMAP解散が大きく作用したことになる。

 これまでSMAP解散を悲しむ声だけが大きくピックアップされてきたわけだが、そのどさくさに紛れて結婚を認めさせることができれば、両者は内心SMAP解散にお礼を言っているかもしれない。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。