システム開発やコンサルティングを手がけるサンブリッジは2016年9月30日、名刺管理クラウドサービス「Viscarte(ビズカルテ)」の提供を開始すると発表した(図1)。

図1●Viscarteのシステム構成
図1●Viscarteのシステム構成
(出所:サンブリッジ)
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 Viscarteは、セールスフォース・ドットコムのBtoB向けマーケティングオートメーション(MA)サービス「Pardot(パードット)」専用のサービスである。利用者がスキャンした名刺の画像データを自動でOCR(光学式文字認識)処理し、営業担当者とひも付けたり、顧客接点の重み付けを設定したりして一元管理する。管理する名刺データはそのまま、Pardotに取り込める(図2)。

図2●Viscarteの管理画面
図2●Viscarteの管理画面
(出所:サンブリッジ)
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 Pardotに取り込んだ名刺データをマーケティングで有効活用できるように、見込み客から顧客に育成するための支援プログラムも用意する。「名刺交換フォローアップ」「ステップメール」「セミナー集客・フォローアップ」の3つを、Pardot上で設定できる。

 導入費用は、3つの支援プログラムの導入コンサルティングや設定、使い方支援などを含めて127万円からとなっている。ViscarteはPardot専用のサービスのため、同社はPardotの導入支援サービスも同時に提供する。Pardotと関連するソリューションの売り上げとして、今後1年間で8000万円、同3年間で3億3000万円を目指す。