コンサルティング会社のシグマクシスは2016年9月28日、米Googleのクラウドサービス「Google Cloud Platform(GCP)」について、サービスパートナー契約を締結したと発表した。同社は今回の契約を機に、AI(人工知能)分野を中心にGCPを活用したサービスを提供していく。「世界的なプラットフォームであるGoogleのサービスを活用することで、最新の技術を顧客に提供するのが狙い」(シグマクシスの広報担当者)だ。

 シグマクシスはこれまでもGCPのサービスを利用したビッグデータ処理や、機械学習を利用した画像解析サービス「Vision API」を使うなど、GCPの機能を利用したサービスを顧客企業に提供していた。今回のサービスパートナー契約の締結により、「単純に利用者としてGCPのサービスを使うだけでなく、より専門的な研修を受けたり、技術情報にアクセスできたりするようになる」(シグマクシスの広報担当者)という。

 今後、シグマクシスはVision APIに加え、GCPの機械学習サービスである「Cloud Machine Learning」や、音声認識サービス「Speech API」、翻訳サービス「Translate API」などの活用を目指す。