年に1度の日本女子プロゴルフ協会公認ドライビング女王コンテストが競技終了後に行われ、ツアー屈指の飛ばし屋・渡辺彩香(22=大東建託)が2連覇を飾った。

 出場12人中、大トリで登場。持ち球2球の1発目は、シャンクのような右OBに終わったが、2発目で280・2ヤードのビッグドライブを放った。

 「今週一番のショットでした」。スポンサーとウエア契約を結ぶホステスプロとして臨んだ大会自体は、通算1アンダーで1打及ばず、まさかの予選落ちを喫した。「予選落ちの上(2球ともフェアウエーにいかない)記録なしじゃ、さすがにマズいと思っていたので…ホッとしました」。飛ばしのコツは「ボールの右サイドを打つこと」と説明。日本ツアーでは福嶋晃子がいない時は、文句なしのNO・1。だが、7月の全米女子オープンに出場した際には「自分より小柄でも、同じくらいの飛距離の選手が結構いた」という。

 「まだまだ飛距離を伸ばしたい。負けたくない部分です」。これまで下半身中心のトレーニングを重ねてきたが、今後は上半身も鍛え、さらなる豪打を目指していく。