さいたまアリーナ避難者受け入れ終了 県内9施設に1600人移動
埼玉県は31日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)での東日本大震災の避難者受け入れを終了した。30日午前11時時点で約1900人滞在していた避難者のうち、約1600人が県内9カ所の受け入れ施設に移動した。残り約300人は親戚の家などに移ったとみられる。
福島第1原子力発電所の事故を受け、避難していた福島県双葉町の住民は約1300人が旧県立騎西高校(加須市)に移った。双葉町民の受け入れ先の旧騎西高校では31日、上田清司知事がアリーナから移動してきた町民を出迎え。「自分たちの城だと思ってもらいたい」と話した。
このほか、福島県南相馬市の避難者は旧熊谷市立女子高校に、福島県いわき市の小名浜・勿来・田人地区の避難者はさいたま市の片柳コミュニティセンターに移った。