【ケーブルコンベンション2016】“認知症予防啓発”に地元住民みんなでドラマ制作、京丹波町ケーブルテレビ | RBB TODAY
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【ケーブルコンベンション2016】“認知症予防啓発”に地元住民みんなでドラマ制作、京丹波町ケーブルテレビ

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グランプリに輝いたのは京丹波町ケーブルテレビの「認知症予防啓発ドラマ制作~だいじょうぶ!上田さん~」
  • グランプリに輝いたのは京丹波町ケーブルテレビの「認知症予防啓発ドラマ制作~だいじょうぶ!上田さん~」
  • グランプリに輝いたのは京丹波町ケーブルテレビの「認知症予防啓発ドラマ制作~だいじょうぶ!上田さん~」
 地域の住民と協力し、認知症予防啓発のオリジナルドラマを作る。高齢化問題が深刻化してきている京丹波町のケーブルテレビの挑戦が注目を浴びた。

 「ケーブル・アワード2016 第9回ベストプロモーション大賞」のグランプリに京丹波町ケーブルテレビの「認知症予防啓発ドラマ制作~だいじょうぶ! 上田さん~」が選ばれた。

 認知症予防の啓発のため、脚本からすべて考え、住民と協力し作り上げたオリジナルドラマだ。

 京丹波町は65歳以上の高齢者が約40%と、住民の高齢化が進む。制作に取り組んだ、京丹波町ケーブルテレビの西村公貴氏は、「認知症予防について、これまでも紙媒体などで広報活動を行ってきたが、なかなか伝わっていなかった。症状が悪化してから、病院や関係機関に行くのではなく、それまでに何か手立ては打てないか。どうしたら有効な広報活動ができるか話しあう中で、ドラマを作ることになった」と経緯を語る。

 「認知症という生々しいことを伝えるとなると、なかなか伝えきれない部分もあるし、それを伝えるのが難しいテーマでもあります。ドラマにしたら、みなさんに伝わりやすくなるのではないか、と考えました。さらに地域の方が主役になるという形なら、地域の皆さんもより自分のこととして捉えられるのでは、と脚本からみんなで考え、地域の方たちと連携して作らせてもらったドラマです」。

 一番苦労したのはやはり脚本。「脚本のたたき台を作り、そこから事業者の方にチェックいただいて、手を加えていったのですが、本当にドラマなんてできるのかな、という不安が2ヵ月くらい続きました。実際ロケをしてしまうと、すっと終わったんで助かったな、という気持ちがありましたけど、本当に脚本の0から1を作るのが大変でした」と苦労した当時を振り返った。

 ドラマの「上田さん」は西村氏が考えた架空の人物。現実味を持ってもらうために、詳細な人物設定も考えられているという。ドラマの出演者も特に演技経験者というわけではなく、全員京丹波町の住人が務めている。

 「ああいうドラマだったら自分のこととして考えられそう」と、反響はとても良く、何度も再放送されている。
《non》
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