シャープは7月28日から、同社のロボット電話「RoBoHon(ロボホン)」(写真)のアプリケーション開発者のために実機を使える動作検証施設「ロボホンテストルーム」を、9月末までの期間限定で開設する。スマホアプリ開発者向け情報サイトの運営などを手掛けるルクレ(東京・渋谷、池田武史社長)の社内に、同社と共同で設置する。

写真●シャープのロボット電話「RoBoHon」
写真●シャープのロボット電話「RoBoHon」
[画像のクリックで拡大表示]

 テストルームにはロボホンを数台用意し、ロボホンを保有していない開発者が、同機向けのアプリの動作を検証できるようにする。また、水曜日と木曜日にはシャープの開発者が常駐し、アプリ開発に関する技術的な相談を受け付ける。開館時間は平日の10時半から17時半。土日祝日とルクレ休業日は休館する。

 利用料金は無料だが、利用にはロボホンのディベロッパー登録が必要。またテストルームを使えるのは一度に1組で、1回あたり1時間半の入れ替え制で運営する。利用する際は、希望する利用時間を事前に予約する必要がある(外部リンク:ロボホンテストルーム予約サイト)。予約受付は既に始まっている。

 ロボホンはシャープが5月26日に発売したロボット電話。OSにはAndroidを採用し、スマートフォンの機能を内蔵するほか、音声認識で命令を介して動き、2足歩行もできる。シャープは6月からロボホン向けにソフトウエア開発キット(SDK)の提供を始めており、開発者が独自のアプリケーションを開発できる状況になっている。