杉尾秀哉氏の中傷ビラ配布　民進党が長野県警に告発　公選法違反容疑で

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　民進党長野県連は３日、長野市の本部で記者会見を開き、参院選長野選挙区（改選数１）の同党新人、杉尾秀哉氏（５８）を中傷するビラが配布されたとして、公職選挙法違反（虚偽事項公表、法定外文書頒布）容疑で県警に告発状を提出したと発表した。告発人は、杉尾氏の選挙対策本部長である羽田雄一郎参院議員と、同党県連の倉田竜彦幹事長の連名で、配った人物が不明のため被告発人は不詳とした。

　県連によると、ビラは２日朝、長野市川中島町の住宅の郵便受けに投函（とうかん）された。ＴＢＳキャスター時代の杉尾氏を中傷するもので、虚偽の内容が記載されているという。同様のビラは６月２２日の告示前から県内全域で配られているとみられ、県連にはこれまでに十数件の報告や問い合わせが入っているという。

　記者会見で北沢俊美県連代表（元防衛相）は「長い間議員をやっているが、国政選挙でこんな卑劣な選挙妨害をされたのは初めて」と述べ、憤りをあらわにした。