巨人日程調整難航…4・22からの中日戦中止も

[ 2011年3月27日 06:00 ]

 巨人が4月22~24日に予定されていた中日戦(東京ドーム)を中止とする方向で最終調整していることが26日、分かった。

 ようやく正式決定した4月12日のセ、パ同時開幕。ただ、東京電力管内での計画停電を受け、4月中の東京ドームでの試合はデーゲーム、ナイター問わずに開催ができない巨人の苦しい現状が浮き彫りになった。

 24日のセ・リーグ臨時理事会後、清武英利球団代表は「(4月15~17日)の巨人―広島戦を広島―巨人戦にしてもらって、その巨人―広島戦をあとにくっつけるとか、そういうことになるでしょうね」と発言。4月22~24日の中日戦を含めた同月中の東京ドームでの2カード6試合は6月以降の同じ相手の主催試合と入れ替えることで調整を進めていた。

 その中で、中日3連戦のナゴヤドームへの振り替えが困難となった。同球場では23、24日にイベントの予定が入っており、両球団、イベント主催者とで調整を重ねてきたが、最終的にナゴヤドームでの3連戦開催は断念。営業面からも東京ドームでの試合数減は避けたい巨人だが、この非常事態を受けて、自軍の主催でQVCマリン、サンマリン宮崎などの代替球場での開催も模索しているが、現段階で調整はついていない。そのため、同3連戦を中止扱いとする公算が極めて高くなった。中止となれば、21日の阪神戦(甲子園)から26日のヤクルト戦(神宮)まで4日間の「空白」が生じることになる。

 既に4月12日に開幕が延期された時点で15試合がシーズン終盤に組み込まれる上に、この3試合が加われば超過密日程になるのは必至で、東京ドームを使用できない影響が重くのしかかる。

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2011年3月27日のニュース