清原に続いて芋づる式に逮捕?警視庁が追う”大物俳優”の正体

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 覚せい剤取締法違反の容疑で起訴された清原和博被告(48)。5月31日は判決が出る見通しだが、思わぬ飛び火をみせそうだ。清原和博逮捕の余波で、警視庁組織犯罪対策5課による大物俳優A氏の内偵調査が進んでいるという。

「清原とA氏は都内のサウナで知り合い、一緒に飲み歩く仲になったそうです。取り調べでも清原はA氏の覚せい剤の使用についてほのめかし、警視庁は本格的に捜査を開始。ASKA、清原と大物を狙いすまして仕留めてきた部署だけに、芸能界からまた逮捕者が出るのでは……と目されている」(全国紙社会部記者)

 ここでいうA氏とは、紅白にも出場したことがある大物俳優だ。昔の昭和スターの豪快さと貫録を持ち、名脇役として知られるビックネームである。非常に温厚なイメージで、世間からの好感度も高い。

 薬物とはかけ離れたイメージのA氏だが、実は数年前から周辺住人の間では彼の“奇行”が目撃されていた。

■「お前らの正体はわかっている」

 A氏の自宅近くに住む自営業の40代男性が話す。

「もう3、4年前からですかね。A氏の自宅からは時おり、動物の雄叫びのような咆哮が聞こえてくるんです。なんとも異様で、物悲しい叫び声です。しかも、その声がデカい。一時間以上も続くこともあります。最初はセリフの練習かなと思いましたが、『俺を陥れようったってそうはいかんぞ』『お前らの正体はわかってる』など支離滅裂な内容です」

 見た目も相当危ない。テレビとはまるで別人の様相だ。

「キャップをかぶり、焦点の定まらない目で自転車に乗っている姿をよく見かけます。明らかに不審者で、あの人じゃなかったらとっくに職質ですね」(前出・男性)

 周辺住人の間では、A氏の奇行は有名だという。複数の媒体がA氏をマークし、匂わす記事をすでに報じている。A氏からすれば、ネガティブな報道は致命的に見えるが、こうした報道はA氏に“最後通告”を果たす面もある。

「メディアに噂が立ち始めたのは、A氏を守りたい誰かがリークした可能性がある。表沙汰になると証拠を隠される恐れがあるので、警察は嫌がるからね」(芸能関係者)

 しかしながら、清原もASKAも『週刊文春』(文藝春秋)が疑惑を報じても薬を断つことができなかった。果たして今回のケースはどうなるのだろうか。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。