巨人代表「ベストでもベターでもないが…その覚悟があるなら応えようと」

[ 2011年3月24日 17:01 ]

 プロ野球セ・リーグは24日、東京都内で緊急理事会を開き、29日に予定していた公式戦開幕の再延期を決め、4月12日にパ・リーグと同時開幕することになった。

 ▼巨人・清武英利球団代表の話 ベストでもベターでもないが、唯一これが選手の気持ちとか、政府の指導、要請に沿うとなればその道をとるべきだ。選手会は日程が12月にずれ込んでも協力すると約束してくれた。これは今までなかったこと。その覚悟があるなら応えようと。

 ▼巨人・滝鼻卓雄オーナーの話 報告は聞いた。いずれにしろ、あさってのオーナー会議で全部言いますから。

 ▼阪神・沼沢正二球団本部長の話 1球団ずつ意見を出して、6球団の考えが一致した。5月以降の日程は12球団が協議してやっていく。新井選手会長の意見も聞いている。協力しあいながら日程をつくっていこうということ。

 ▼中日・西脇紀人球団代表の話 12球団お互いやれることは協力する。球場の空きさえうまく合えば、いろんな手だてができる。できることは全面的に応援する。

 ▼横浜・笹川博史取締役の話 選手会の思いを聞き入れるなら(4月)12日開幕しかありえず、大前提はセ、パ同時開幕だった。気になるのは夏場の電力事情。試合時間の変更がありうるということで、日程を組まないといけないだろう。

 ▼広島・鈴木清明球団本部長の話 (経営の損害は)どの球団もある。観客動員をかけるしかない。11月には(シーズンを)終わらせたい。契約やFAの問題もある。(日程の)決定は早い段階の方がいい。28、29日か。

 ▼日本ハム・大社啓二オーナーの話 選手会に限らず、社会がプロ野球に期待していたので、そこに落ち着いて良かった。賢明な判断をされたと思う。

 ▼日本ハム・島田利正球団代表の話 節電や電力の問題など12球団でどうするのか、大きな問題も残っている。開幕が一緒になっただけでは解決になっていない。

 ▼オリックス・村山良雄球団本部長の話 セとしても悩まれたと思うが、非常に重い決断をしてもらった。12球団で日程調整ができるので、いい試合をして野球の素晴らしさを見せたい。

 ▼ロッテ・石川晃球団運営本部長の話 (セ・リーグから球場使用の要請があった場合)協力し合う。私たちもどこでお世話になるか分からない。

 ▼ソフトバンク・王貞治球団会長の話 選手たちも気持ちを整理して、4月12日に向けて集中できるんじゃないか。プロ野球界が結束して、明るいニュースを出して日本が元気になるよう少しでも役立ってほしい。

 ▼ソフトバンク・高田浩一郎取締役の話 (同時開幕は)野球界にとっていいこと。(ヤフードームでの他球団の主催試合については)セ、パ含め柔軟に考えていく。

続きを表示

2011年3月24日のニュース