サミット向けテロ対策 茨城空港で県警
5月に三重県で開かれる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に向け、県警は27日、小美玉市与沢の茨城空港で消防などと合同で不審物を想定したテロ対策訓練を実施、負傷者救助や不審物の回収作業に取り組んだ。
対策訓練には、県警や同市消防本部、茨城空港ビル管理事務所などの約70人が参加した。
訓練は、空港1階トイレから異臭がするとの通報を受けスタート。警察官らが乗客役の空港職員らを屋外に避難誘導し、立ち入りを規制した。不審物に対しては、検知班、処理班、除染班がそれぞれ分担して対応。防護服を着用した警察官や消防署員がトイレ前で倒れた乗客1人を救出し、紙袋に入ったペットボトル2本に有毒の硫化水素が含まれているのを特定して回収、除染作業した。
県警警備課の圷雅巳課長は「空港はテロの標的になりがちで、関係機関との連携を確認して危機意識を持ちたい」、小川消防署の長島照夫署長は「消防だけでは人員が少ないので、警察と協力してテロ対策に対応したい」と話した。百里空港事務所の松沢雅彦所長は「不審物発見時の対応を乗客に呼び掛けていきたい」と語った。
対策訓練には、県警や同市消防本部、茨城空港ビル管理事務所などの約70人が参加した。
訓練は、空港1階トイレから異臭がするとの通報を受けスタート。警察官らが乗客役の空港職員らを屋外に避難誘導し、立ち入りを規制した。不審物に対しては、検知班、処理班、除染班がそれぞれ分担して対応。防護服を着用した警察官や消防署員がトイレ前で倒れた乗客1人を救出し、紙袋に入ったペットボトル2本に有毒の硫化水素が含まれているのを特定して回収、除染作業した。
県警警備課の圷雅巳課長は「空港はテロの標的になりがちで、関係機関との連携を確認して危機意識を持ちたい」、小川消防署の長島照夫署長は「消防だけでは人員が少ないので、警察と協力してテロ対策に対応したい」と話した。百里空港事務所の松沢雅彦所長は「不審物発見時の対応を乗客に呼び掛けていきたい」と語った。