<ブンデスリーガ:レーバークーゼン4-2シュツットガルト>◇20日◇レバークーゼン

 シュツットガルトの日本代表FW岡崎慎司(24)が、日本人11人目となるリーグ戦デビューを果たした。アウェーのレーバークーゼン戦に中盤の左サイドで先発出場。前半はなかなかボールが回ってこない厳しい展開だったが、前線からの積極的な守備で貢献した。同36分にはスピードにのったドリブルがゴール前で倒されFKの好機も得た。後半11分には強烈なスライディングタックルで初警告。同12分には、右足でミドルシュート。初シュートは惜しくもゴールわずか右に外れたが、持ち味の豊富な運動量を見せつけた。

 速さと体力の源は清水時代から指導を受けた、杉本龍勇氏(現J2湘南フィジカルアドバイザー)との出会いにある。陸上短距離でバルセロナ五輪出場経験のある同氏とは電話やメールで連絡を取り合い強化メニューのアドバイスを受ける。2-2の後半19分に交代後、チームは2失点し敗戦。それでも、らしさの片りんを見せた上々の第1歩をしるした。(西村友通信員)

 [2011年2月21日9時25分

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