飯島さんが亡くなった後にブログを管理していたのは両親。元気なうちに区切りをつけたいと考えた。(写真はブログ「飯島愛のポルノ・ホスピタル」より)

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タレントの飯島愛さん(享年36 歳)のブログ閉鎖まであと1日と迫った2015年10月30日、コメント欄には「ありがとう」の文字が並んだ。

愛さんだけでなく、亡くなってから7年間このブログを管理してくれた飯島さんの両親に向けてのものだ。

飯島さんが使っていた「アメーバブログ」を運営するサイバーエージェントは、閉鎖は31日23時59分になると明かした。

最終記事のコメント欄には7万件超える書き込み

飯島さんがブログ「飯島愛のポルノ・ホスピタル」を始めたのは05年9月18日付けの「はじめまして。はじめました。」。そして08年12月5日付けの「凄い人だったよ」で更新は止まった。飯島さんは07年3月に芸能界引退を発表しボランティアなどに活動を移したため、ファンとの最大の接点はこのブログになった。飯島さんとファンはブログ記事とコメント欄で絆をつないでいた。更新は08年12月5日で止まり、ファンの耳に届いたのは、自宅で死んでいるのが見つかった、というニュースだった。08年12月24日に発見され、死後1週間ほどが経過していた。死因は肺炎と発表された。

飯島さんが死んだ後もブログは運営され続けた。ファンは08年12月5日付けの最終記事のコメント欄にメッセージを送り続けた。その数は15年10月30日午後4時半現在で7万1869件ある。ブログの閉鎖が発表されたのは15年9月18日。飯島さんの死後にブログを運営管理していたのは飯島さんの両親、ということも分かった。死んですぐにブログを閉鎖するのは娘に対してしのびないし、ファンから閉鎖をしないでほしいという手紙が来たからだという。自分の娘が今でも生きているかのようにファンが語りかける様子を見て感謝をしていた。ただ、年齢が70歳を超え自分にもしものことがあったらファンに迷惑をかけてしまう。

「元気なうちに区切りをつけなくてはと考えた」

と父親はインタビューで語っていた。閉鎖は飯島さんの誕生日の10月31日と決めた。

「惜しむ声は多いが、ブログの管理者の申し出があればそれに従う」

明日の閉鎖を控えた15年10月30日には惜しむ声とたくさんの「ありがとう」の文字がコメント欄に並んだ。飯島さんとブログをこれまで管理してくれた飯島さんの両親に対してのものだ。

「私の中で愛ちゃんは生きてます。毎日いろいろ辛いけど頑張ります。ありがと。愛ちゃんのご家族の皆様有難う御座いました」
「愛ちゃんのご両親様。ブログの管理ありがとうございました。愛ちゃんの笑顔、本当に本当に忘れません。愛ちゃん、ありがとうございました。どこかで見てるかな?愛ちゃん、大好きです」
「愛ちゃん、子どもができました。これから報告する場所がなくなるのは寂しいけど...。空から見守っていてね。愛ちゃんずっとずっと大好きだよ」

などといったコメントが付いている。「アメブロ」を運営するサイバーエージェントの広報によると、閉鎖は15年10月31日23時59分だという。惜しむ声は多いが、ブログの管理者の申し出があればそれに従う事になる、と説明した。飯島さんのブログが書籍などになり形を変えて残るかという質問には「そういう話は聞いておりません」ということだった。