焦点:海運業界で静かに進む「脱香港」、有事の徴用など警戒
海運業界では国際的な海上輸送のハブである香港から業務を移し、船籍登録を他の地域に変更する動きが静かに進んでいる。香港船籍の船舶を巡り、非常時に中国当局に徴用されたり、米中関係の緊迫に伴い米国の制裁対象になったりするのではないかといった懸念が高まっているためだ。
- マーケット
アングル:お茶大国中国で苦戦のスタバ、現地嗜好踏まえた飲料開発で復活へ
米コーヒーチェーン大手スターバックスが、中国での業績低迷からの巻き返しを図っている。アナリストらによると、激しい競争とデフレ問題の克服には戦略的パートナーシップと、消費者がコーヒー「体験」を得るために来る場所という同社の原点に立ち返ることが必要だという。
- オピニオン
コラム:気候変動対策、貢献への満足感は「幻想」 求められる現実的アプローチ
カーボンニュートラルの目標は、まったく追及できていない。再生可能エネルギーに何兆ドルも投じたにもかかわらず、英エネルギー研究所によれば、炭化水素資源は依然として世界の主要エネルギーの80%以上を占めており、最近のエネルギー消費増加分に占めるシェアも同様だ。石炭や石油、天然ガスの生産量は過去最高の水準に達し、温室効果ガスの排出量は容赦なく増え続けている。トランプ大統領がホワイトハウスに復帰する以前から、金融市場はすでにエネルギー転換への信頼を失いつつあった。いま緊急に必要とされているのは、気候変動対策に向けたもっと現実的なアプローチだ。
- ワールド
米国との建設的な対話に全面的にコミット=ゼレンスキー氏
ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ウクライナはロシアとの戦争終結を巡りサウジアラビアで来週行われる米国代表団との対話に「完全にコミットしている」と述べた。