ニコン・トリンブルは28日、画像処理技術と位置計測技術を融合した画像計測ソリューション「Nivo-i」を2016年1月より発売することを発表した。 想定される使用用途は、大きく分けて3つ。まず、コンクリートのひび割れ自動検出・測定技術を活かした道路や橋梁の点検などのインフラの維持管理用途として。次に、微動自動制御、測量機能、ターゲットサーチ機能をベースにした地滑り監視といった防災用途での活用。そして3つ目が鉄骨の倒れなどを監視したり、AR機能をもとに3D設計データを本体に取り込んだうえでのディスプレイ表示など建築分野での活用となる。 「Nivo-i」は視準カメラ、広角カメラ、求心カメラの3つのイメージセンサーと高精度測距機能を搭載しており、測定点のデジタル画像と位置情報を瞬時に取得し、ライブビュー表示や外部出力などを行うことができる。 価格は税込3,456,000円。年間300台の販売を見込んでいる。