ブーちゃんＶＳグーちゃん、超ヘビー級対決だ！

　中日の日本人最重量野手中田亮二内野手（２３）が２３日、守備や機動力でパワー自慢の飛ばし屋に挑む決意を語った。新助っ人ジョエル・グスマン外野手（２６）は体重１１３キロの巨漢。現在、１０９キロのブーちゃんは意外な？

　俊敏さを武器に一塁のポジションを争う。

　キャラがかぶる？

　ブーちゃんが大問題を抱えている。体重１００キロを超える愛くるしいビジュアルではない。ブランコに匹敵する飛ばし屋と評されるグスマンは外野手登録であるが、内野も守れる万能選手。キャンプで適性を見極め、内野手起用されれば、最強のライバルの出現だ。

　「新聞で見ました。あまり詳しくはわからないけど、また厳しくなりますね…。キャンプ中からしっかりアピールしていかないと」

　ブーとグー、仁義なき巨漢の戦い。もちろん、ポジション争いは譲れない。ブーちゃんといえば、１００キロ超の身体で５０メートル走を６秒３で走る機動力が持ち味。たとえパワーで劣っても、走塁や守備で勝負する。俊敏さを武器に試合出場のチャンスを狙う。

　「守備がしっかり出来たらチャンスは増えてくると思う。キャンプでもノックをしっかり受けたい」

　ブーちゃんキャラも返上する？

　入団時の体重は１１５キロあったが、現在は６キロ減量して１０９キロ。食事管理の成果もあって１年前と比べて少しほっそりした。このままでは、チーム最重量の座を明け渡すことになる。そんなタイトルには目もくれず、ひたすら、レギュラーを追う。

　「これからも体重はキープしていきます。来年も最初は少ないチャンスだと思うんで結果を残していきたい」

　イメチェンしたっていい。竜の超ヘビー級タイトルマッチ。ブーちゃんがグーちゃんに挑む。【桝井聡】

　［2010年12月24日11時48分

　紙面から］ソーシャルブックマーク