CPU使用量も控えめなフル画面デュアルモニター再生対応の、最新Flashプレーヤーのベータ版が、最近Adobeからリリースされました。しかし、これをGoogle Chromeで利用するには、ちょっとした操作が必要になります

 Chromeに10.2(ベータ版)をインストールすると、ちゃんと検出はされるものの、Chromeはビルトインされているバージョンを使います。ベータ版を利用するには、Chromeを起動させてから、アドレスバーに「about:plugins」と入力し、右上の角にある「Details」ボタンをクリックします。すると、冒頭画像のように、Flashのセクションにプラグインが2つ表示されるはずです(一つはChromeのフォルダで、もう一つはその他の場所)。

Chromeフォルダにある方を、「Disable」をクリックして無効化し、プラグインウィンドウを終了させます。これで設定は完了です。設定がうまくいったかどうかは、Adobeのデモ動画を見て確認してください。

この動画が見られれば、ベータ版は正常に機能しています。ベータ版のインストールを促された場合は、about:pluginsへ戻り、正しいプラグインを無効化しているか、もう一度確認してください。ベータ版が作動している場合、FlashのCPU使用量が少なくなり、一つの画面で動画をフル画面再生しながら、もう一つの画面で作業できるようになります。

このベータ版を使うと、Chromeのサンドボックス機能が無効化されてしまいます。なので、ベータ版を使うかサンドボックス機能を優先させるかは、使い方次第だと思いますが、今のところは、どちらかしか選べないようになっているので、ご注意下さい。

How-To: Disable Chrome's Built-In Flash to Use a Flash Beta Release [Download Squad]

Whitson Gordon (原文/訳:まいるす・ゑびす)