くわ~かっこいい! ついに街中に参上ですね!
32年の歳月をかけ伊コヴィーニ(Covini)社が開発した6輪車「C6W」の生産モデルが一般公開されます。
C6Wというと2年前に発表になって、ものすごい反響だった車ですね。あの時のニュースでご記憶の方もいると思いますが、C6WはF1界に旋風を巻き起こした1976年製レースカー「ティレルP34」(空気吸収力を高め、フロントの座高を下げ空気抵抗を抑えるため小さな前輪を2セット搭載した)にインスパイアされたクルマです。
ティレルP34の個々の技術を必ずしもそのままC6Wに踏襲してるわけじゃないんですが、コヴィーニ創業者フェルッチョ・コヴィーニ(Ferruccio Covini)氏は発表の時、この現代版6輪車をつくる理由をこんな風に述べていました。
- フロントタイヤのパンクのリスクが減る
- ハイドロプレーニングのリスクが減る
- ブレーキのかかりが改善
- グリップも改善
- より快適に
- 正面の衝撃吸収性も改善
あれから2年。フェルッチ氏に取材してみたら、いよいよこのCovini C6Wの「生産モデル」を今週イタリアのボローニャで開かれるレーシング・プロフェッショナル・モーターショーに出展するんだそうですよ?
この後輪駆動の6輪の猛獣を駆動するのは、最大出力433bhp(440PS)、最大トルク470Nm(346 lb-ft)のアウディ製4.2リットル6速マニュアル・ギアボックス(MT)エンジン。C6Wのトップスピードは185 MPH(時速297.7km)との予想。
さらにフェルッチョ氏がポロッと漏らしてくれた話によりますと、コヴィーニ・エンジニアリングではまだ名前もついてない新規プロジェクトと新型ディーゼルエンジン搭載スーパーカーもご用意するってことでした。発表は明日。
製造が待ち遠しいですね。とりあえずC6Wプロトライプの動画で我慢しましょうか...。
原理に忠実な車、いいですね。2輪より4輪がベターなら6輪は最高...かも。毎度のことながら、冷たいメタルと6輪の熱い体に実際乗ってみるまで何とも言えないけど。期待しちゃいますよね。
Ray Wert(原文/satomi)