写真●米アップルが発表した横浜市の技術開発拠点「テクニカル・デベロップメント・センター」の完成予想図
写真●米アップルが発表した横浜市の技術開発拠点「テクニカル・デベロップメント・センター」の完成予想図
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 米アップルは2015年3月25日(日本時間)、横浜市に新しい技術開発拠点「テクニカル・デベロップメント・センター」を開設すると発表した(写真)。2016年3月までに着工し、その後1年で完工する予定だ。

 アップル本社は「横浜市に本格的なテクニカル・デベロップメント・センターの建設することで、日本におけるさらなる業務拡大ができることを大変喜ばしく思う。環境にやさしい施設にする取り組みを、横浜市と共に進めていく」というコメントを出した。エネルギー使用量を従来比で40パーセント削減し、屋上の緑化や水の再利用を行うなど、環境に配慮した施設にするという。敷地面積は約1万2500平方メートル。敷地内に1200本以上の樹木を新たに植えるとしている。

 新拠点のテクニカル・デベロップメント・センターは、横浜市港北区の「パナソニック綱島事業所」跡地を再開発する「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」(敷地面積約3万7900平方メートル)内に立地する。東急東横線綱島駅や、整備中の相鉄・東急直通線「新綱島駅」(仮称、2019年開設予定)に近い。

 同所には旧・松下通信工業が1960年に進出し、携帯電話端末・基地局など通信関連事業の拠点・工場があった。その後、パナソニックグループの事業所として存続していたが、事業再編に伴い、2011年に閉鎖された。