【MWC 2014 Vol.52(動画)】クアルコム、オートモーティブに注力……車載インフォテインメントなどのデモを実施 | RBB TODAY
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【MWC 2014 Vol.52(動画)】クアルコム、オートモーティブに注力……車載インフォテインメントなどのデモを実施

ブロードバンド テクノロジー
MWC 2014では車連携のデモが目立った
  • MWC 2014では車連携のデモが目立った
  • 車載インフォテインメントのデモの様子
  • 前方の様子が社内端末にリアルタイムに映し出される
  • 中央に見えるのがSnapdragon 602A
  • 中央の端末に様々な情報が映し出され、操作できる
  • ナンバープレートに「QNX」の文字
  • スマホの画面を出力
  • 車内の様子
 スペイン・バルセロナで開催集のMWC 2014にて、クアルコムは、同社が“重要な分野の一つ”と位置付けるオートモーティブ関連の展示・デモをいくつか行っていた。

 これまでも、テレマティクスのモジュールや通信モデムという意味では10年以上取り組んできた実績があるクアルコム。今年1月のCESではそれをさらに進めて、同社の“Snapdragon”をオートモーティブ向けに開発するとし、Snapdragon 602Aが発表された。

 今回は、このSnapdragon 602Aを搭載し、Androidベースで車載インフォテインメントを実現する様子のデモを行っていた。走行中の車の前方の様子をフロントカメラでキャプチャし、リアルタイムで車内コンソールの端末に映し出し、その上に曲がるべき方向や走るべき車線などを表示。さらに、後部座席等に設置する別のディスプレイにはゲームや映像などを表示、といった全ての処理をSnapdragon一つで実現しているという。

 また、カナダのQNX社と協業した車載コンピュータのデモも実施。QNXは自動車や医療関係、または防衛産業などにおいてOS開発の豊富な実績を持つ企業で、Snapdragon 602をQNXのOSにのせることで様々な処理を実現していく。ナビゲーションや音楽、インターネット、燃料やタイヤの空気圧などリアルタイムの車の情報をコンソール中央の端末で表示・制御したり、それをダッシュボードと連携させたり。またスマホの画面を出力したりといった動作がスムーズに、非常にリッチな画面で実現できていた。

 クアルコムでは新しい事業分野としてこのオートモーティブ関連に非常に注力しており、現在各メーカーに様々な提案をしているところだという。

《白石 雄太》
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