堺雅人主演のTBS系ドラマ『半沢直樹』の最終回となる第10話が22日に放送され、番組の公式フェイスブックやツイッターには、視聴者からさまざまな感想が寄せられている。

半沢次長は、最終回で香川照之演じる大和田暁常務への「100倍返し」を見事にやってのけ、期待をもって北大路欣也演じる中野渡謙頭取のもとへ行く。中野渡頭取はその活躍をたたえながら、「営業企画部部長職として東京セントラル証券への出向を命じる」と辞令。半沢は驚きの表情になり、最後は怒りに満ちた目元のアップで終わる。この結末に対して、「CMの後も続くと思った」「モヤモヤ」「スッキリしない」や「最高な終わり方」「本当に予想外」といったほか、早くも続編に期待する声もあがっている。

原作を手掛けた作家・池井戸潤の個人事務所であるオフィスIKEIDOの公式ツイッターにも反響の声が寄せられた。担当者はその結末について、「す…、すみません…、原作どおりです」と説明しながら、「衝撃のラストに驚いた皆さま、続きは第3作『ロスジェネの逆襲』をどうぞ…!(半沢パワーアップしてマス)」と呼びかけている。一方、番組公式ツイッターは放送終了後に「最終回の放送を見ていただいた皆様、ありがとうございました。無事全10話、放送出来ました」と感謝の言葉をつづり、「また皆様にお会いできることがあれば、よろしくお願いいたします!!」と結んでいる。

同作は作家・池井戸潤の『オレたちバブル入行組』を原作とする第1部「大阪西支店」編と、『オレたち花のバブル組』を原作とする第2部「東京本店」編で構成されたドラマ。バブル期に入行した銀行員・半沢直樹を主人公に、銀行の内外に現れる「敵」と戦い、組織と格闘していく姿を描いた。放送されるたびに高視聴率を記録してきた話題作。オネエ口調の金融庁検査局主任検査官・黒崎駿一を演じた片岡愛之助は17日付のブログで「最終回予想外の展開ですから、お見逃し無く」と告知するなど、その結末に注目が集まっていた。