先月25日のデビュー35周年記念日に活動再開宣言したサザンオールスターズが26日、テレビ朝日系『ミュージックステーション』（毎週金曜　後8：00）で5年ぶりにテレビ復帰を果たした。司会のタモリから「久しぶりですけど、どうですか？」と声をかけられたボーカルの桑田佳祐は、開口一番「新人みたいな気持ち。原点に戻って頑張ります」とあいさつした。

　同番組にはデビュー10周年前日の1988年6月24日に「みんなのうた」で初登場し、活動休止前最後の2008年8月8日以来、5年ぶり34回目の登場。再始動後初めて5人がテレビで揃い踏みした。

　35年の活動を振り返るVTRを懐かしそうに見終えた桑田は「去年くらいに何となくスタッフと話していたんですけど、今年に入って、2月くらいからレコーディングをしました。復活をサプライズにしようと極秘で」と再始動までの経緯を説明。5年前の活動休止は事前に情報が漏れてしまったが、今回はサプライズ発表が成功し、関係者に感謝した。

　親交のあるお笑いコンビ・爆笑問題の太田光には、復帰発表1ヶ月前にメールで報告していたことを告白。時期が近づくに連れて思いが高まった太田が『笑っていいとも！』（フジテレビ系）で「今年はサザンの夏だー！って言いやがったんですよ。そのときはけっこうビックリしましたけど、でもそれくらいで。彼も口が堅いなと思いました」と笑いながら明かすと、タモリも「言ってた、言ってた。ギリギリだったね」と同調していた。

　スタジオでは共演者が「サザンオールスターズ思い出の1曲」を紹介。いきものがかりの吉岡聖恵は路上ライブ時代に歌っていたという「TSUNAMI」（2000年）、堂本光一は「匂艶（にじいろ）THE NIGHT CLUB」（1982年）、コブクロの小渕健太郎は「C調言葉に御用心」（1979年）をあげ、それぞれの思い出やうんちくを熱弁していた。

　サザンは8月7日発売の復帰シングル表題曲「ピースとハイライト」と岡田准一主演映画『永遠の0』（12月21日公開）主題歌として書き下ろしたバラード「蛍」の2曲を初披露。歌唱後に「最高でした」と笑顔を浮かべた桑田は「今日の空耳アワー（タモリ倶楽部の人気コーナー）は秀逸ですよ」ととぼけ、原由子は「35周年も『ミュージックステーション』に出させていただいて、本当にうれしかったです」と顔をほころばせた。サザンは来週も出演が決まっている。

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