3月18日にアップデートしたドコモ「spモードメール」アプリだが、その後アップデートによって送受信メールの全削除(保護メールも含む)やフォルダ設定の初期化、送信できない不具合など、メールアプリとして重大なエラーが発生している。そこで、spモードメールを安心して利用できる代わりのアプリも紹介する。
アップデートしてみた
筆者は、アプリのアップデートの自動更新を許可していないため、今回のエラー発生を受けて試しにバージョン6300へのアップデートを行なってみた(使用機種はGALAXY Note SC-05D:Android4.0.4)。
アップデートが終了したので、spモードメールを起動して受信メールなどが消失していないかチェックする。以下の画像で、アップデートの結果を確認してほしい。
今回のアップデートは、バージョン6170 (OS4.1以上の端末)とバージョン6300 (OS4.0.x以下の端末)の2種類。Google playのユーザーレビューを確認する限りでは、両バージョンともに不具合が発生しているようだ。なお、バージョンごと・端末ごとの不具合の内容は確定していない。特に問題が発生していないユーザも多いようだ。
現在のところ、ドコモから今回のアップデートの不具合に関する公式発表はない。ドコモは、Google play上で「アップデート前にメールデータのバックアップをされることをおすすめします。バックアップ・復元の手順については、ドコモのホームページを参照願います。」と説明しているが、今回のような重大なエラーを発生させておきながらユーザの自己責任を問うことは難しいだろう。
ドコモのメールサービスの今後は
ドコモは、3月15日にクラウド型メールサービス「ドコモメール」の提供開始の延期を発表している。
通話と並んでコミュニケーションの重要な一角を占めるメールサービスにおいて今回のような重大エラーを発生させてしまったドコモだが、「ドコモメール」によって失地挽回となるのだろうか。
なお、現在ドコモからリリースされているメールアプリは「spモードメール」の他に「CommuniCase」が存在している。spモードメールと同様、CommuniCaseにも18日にアップデートがかかっているが、こちらでは重大なエラーは発生していないようだ。