これぞ日本の技術力!
王子ホールディングスと三菱化学の共同研究により、世界で初めてとなる量産可能な「透明な紙」が開発されました。軽量で折りたたみ可能なため、大型ディスプレイや太陽光パネルなどへの応用が期待されます。
開発の元になるのはセルロースナノファイバーと呼ばれる植物繊維(パルプ)をナノオーダー(1mmの百万分の一)にまで細かく解きほぐしたもの。このファイバーに製紙加工技術を用いることで、約4nmという超極細のセルロースナノファイバーを用いた透明連続シートを製造することに成功したそうです。
耐久性や環境への負担など、多くのメリット・可能性を秘めているセルロースナノファイバー。両社は2016~17年ごろの実用化を目指しているとのことです。
(KITAHAMA Shinya)