レアル・マドリーがもう一人のバンディエーラ(シンボル)を失うことになった。26日にシャルケ04への移籍を発表すると見られるFWラウールに続き、MFグティが25日、15年を過ごしたレアルとの別れを発表したのだ。本拠地サンチャゴ・ベルナベウで行われた記者会見で、グティはスペインを離れることを明らかにした。

ただし、グティは新しいチームとしてどこを選んだかは明言していない。だが、スペインのメディアによると、トルコのベジクタシュへの移籍に近づいているようだ。ベジクタシュは今シーズンから、かつてレアルを率いた経験を持つベルント・シュスター監督がチームを指揮する。

レアルでリーグ優勝5回、チャンピオンズリーグ優勝3回、インターコンティネンタルカップ優勝2回を経験したグティは、「僕のハートはレアル・マドリーとずっと一緒だ」とコメント。次のように続けている。

「僕がこのクラブに言えるのは、ありがとうというお礼の言葉だけだ。このクラブとともに、僕はとても素晴らしい瞬間と、難しい瞬間を過ごしてきた。僕はマドリッドで育ったし、ここでは24年間もプレーした。トップチームではそのうちの15年間だ。プレーは続けていくけど、僕のハートはマドリッドに残ったままだよ」