東大がネットで公開講座 無料で受講、履修証も
東京大は22日、世界中から誰でもインターネットで受講できる公開講座を9月にも開始すると発表した。無料で受講でき、一定の水準に達したと認定されると履修証が発行される。
同様の公開講座は、米スタンフォード大やハーバード大など海外の一流大学が相次いで始めているが、国内では初めて。先行して実施している海外の大学では10万人を超える受講者があり、江川雅子理事は「国際化戦略の一環だ」としている。
講義は英語で行われ、当初は村山斉特任教授の「ビッグバンからダークエネルギーまで」と、藤原帰一教授の「戦争と平和の条件」の2講座を開設。受講者は一定の期間内に、オンライン授業と自習課題を組み合わせて勉強を進める。講義のレベルは通常の授業と同程度にする。
公開講座は、すでに60以上の大学が参加している米コーセラ社のシステムを利用する。登録は同社に開設した東大のホームページから。アドレスはhttps://www.coursera.org/todai
〔共同〕