官房長官が失言 ミサイル「さっさと打ち上げて」
批判は必至
藤村修官房長官は7日午後、衆院選公示後、初めて地元の大阪府吹田市に入り、北朝鮮が予告した事実上のミサイル発射に関し「さっさと月曜日(10日)に打ち上げてくれるといい」と発言した。再度の地元入り日程について記者団に質問されたのに対し答えた。
政府は7日、万一の事態に備え自衛隊にミサイル破壊措置命令を出し態勢を強化。関係国と連携して北朝鮮に打ち上げ自制を強く求めており、藤村氏の発言は不適切と批判されるのは必至だ。
その後、藤村氏は記者団に「舌足らずで誤解があれば訂正したい」と述べ、失言と認めた。同時に「打ち上げを断念させるべく圧力をかけている。万全の態勢を取る」と釈明した。〔共同〕