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東京国際映画祭出品作品『よりよき人生』初日決定

2011年 ローマ国際映画祭最優秀男優賞(ギョーム・カネ)
2011年 リスボン&エストーレ映画祭審査員賞/シネウローパ賞
2011年 東京国際映画祭 コンペティション部門正式出品
夢への挑戦と挫折、そして本当に大切なもの…“よりよき人生”を問う感動作!!
『よりよき人生』
フレンチレストラン開業の夢のために、どんな困難にも屈せず前進し、愛する力によって強く結ばれた新しい「絆」と「幸せ」のかたちを描いた感動作『よりよき人生』。フランスの若き名匠セドリック・カーン監督、実力派トップ俳優ギョーム・カネがタッグを組み、2011年東京国際映画祭でも話題となった本作が、2013年2月9日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開します。


●ストーリー
学食の調理人として働く35歳のヤン(ギョーム・カネ)はシェフを目指し、採用面接に行ったレストランでウェイトレスのナディア(レイラ・ベクティ)と出会う。初めてのデート。二人は熱いキスに酔い、一夜を共にした。次の朝、彼女は9歳の息子スリマン(スリマン・ケタビ)と暮らすシングルマザーだとヤンに打ち明ける。彼はスリマンと直ぐに打ち解け、友達のように仲良くなる。
ある日三人で出かけた湖畔で、ヤンは廃屋を見つける。自分たちの新たな人生のためにもこの場所でレストランを開業したいと直感がひらめき、その場で不動産会社に電話し物件を押さえにかかるヤン。思い立ったら即実行、強引なまでの行動力に若干戸惑いつつも、その勢いを魅力に感じるナディア。

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だが、どんなに行動力があっても先立つものがなければ融資も受けられない。2人の手持ち資金は僅かだった。ヤンは頭金を捻出するために数社の消費者金融に手を出し、瞬く間に多重債務者となってしまう。さらに業者に必要な設備を省かせたために、消防署から営業の認可がおりず、レストランを開業できないという窮地に。
相談所のカウンセラー(ブリジット・シィ)による、借金地獄に陥らないため即刻土地を手放せという忠告を聞かず、ヤンは開業の夢を求め続ける。ナディアはこの状況を抜け出すために、現状よりも好条件で働ける職場を紹介される。だが、その職場はカナダだった。
単身で海外へ行くことを決意したナディアは、1ヵ月で帰国する約束でスリマンをヤンに託し、旅立って行った。ヤンとスリマンは、怪しげな融資屋が斡旋した安宿で貧しい共同生活を送ることになる。そんな2人の間にはいつしか父と子の絆が芽生えはじめていた。

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しかし、つてを頼って奔走しても一向に解決の糸口が見えない借金問題に加え、スリマンに血縁の保護者がいない事実を小学校の福祉委員に知られてしまう。2人の関係が引き裂かれかねない状況の中、遂にはナディアと連絡が取れなくなってしまった。
ここまでどんなに苦しくても、転売を拒んできたレストランだったが、融資屋のあくどいやり口のために二束三文で売るしかなくなってしまう。融資返済まで給料差し押さえを宣告され、いよいよ追い詰められたヤン。あくどい融資屋を襲い、金を奪った彼はスリマンを連れてカナダに旅立つ。とにかく、消息を絶ったナディアを探そう。
希望を胸に抱きながら雪に覆われた厳寒の地に降り立つヤンとスリマン。だが、ナディアの消息は一向に突き止めることができない。そして――。

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監督:セドリック・カーン
出演:ギョーム・カネ、レイラ・ベクティ、スリマン・ケタビ、ブリジット・シィ
日本版字幕:寺尾次郎
2011年/フランス・カナダ/35mm・デジタル/カラー/111分/原題Une Vie Meilleure コピーライトマークJean-Claude Moirea
後援:フランス大使館
配給:パンドラ
©PANDORA Co.,Ltd..All Rights Reseeved.
『よりよき人生』
2013年2月9日(土)新宿武蔵野館にてロードショー!
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