ゲームで楽しく起立運動

 メディカ出版は、リハビリ効果の高い“起立運動”が楽しく続けられるテレビゲームソフト『リハビリウム 起立くん』を、九州大学大学院芸術工学院および、特定医療法人順和 長尾病院と共同で開発し、マイクロソフトのKinect(キネクト)用ソフトとして2012年冬介護施設向けに発売する。以下、リリースを抜粋する。

■「起立運動」の素晴らしい有用性
いすから立ち上がって座る、この動作を繰り返すだけの「起立運動」の効果は、単なる脚の筋力維持・増加にとどまらない。高齢者の自立度を左右する日常生活動作の基礎であり、脳卒中治療ガイドラインでは推奨グレードAの、リハビリの中核をなす運動(起立―着席訓練)と定義されている。ところが、この「起立運動」は単調な動作を延々と繰り返すため、長く続けることが難しいという課題がある。
 
■画期的なゲームソフト「リハビリウム 起立くん」
「リハビリウム 起立くん」の特長は、ユーザーが「起立運動」をするたびにKinect(キネクト)の高精度センサーが感知し、多彩な変化を起こすところ。これにより、起立運動を継続できる仕様に徹底的にこだわっている。また「起立運動」のほか、ダンスやカラオケができるメニューや履歴管理機能なども充実。機能訓練・介護予防運動への貢献だけでなく、ケアの質の向上も期待できる。

※本製品は、9月26日〜28日開催中の「第39回国際福祉機器展 H.C.R.2012」のメディカ出版ブースにて展示されています。