印象論でしかありませんが、私より若い世代の一部に「ビジネス嫌い」とでも言うべき考え方、というより、感覚のようなものが広がっているようです。
少し前にネット界隈で「嫌儲(”けんちょ”とか”けんもう”と読むそうです)」という言葉がありましたが、それに通底するものが、一部のネット民だけでなく、若い世代(20代~30代前半)に広まっているように見受けられるのです。
特に私の専門である遺言や葬送に関しては、そのことが顕著に利いてきそうです。そうでなくても「人の死を金儲けに利用しやがって」といった反感を持たれる危険は常にあるわけですからね。
なぜこうした感覚が生まれているのか。若い世代の中でも特にどういう属性を持つ人たちがとりわけそうなのか。社会に出て時間が経つとこの感覚は薄れていくものなのか。こうしたことを、今後注意深く観察していこうと思います。
「経済成長なんてしなくて良い」といった考え方も、若い世代の一部に広まっています。これも、ビジネス嫌いと根っこは同じなのかもしれません。あと、これは仮説の域を出ませんが、「若者の**離れ」と言われるものも、これらと共通する点があるかもしれません。
いずれにしろ、私などから見て理解できない・ついていけない感覚を持った若者がおおぜい出てきているのは、確かなようです。