ジェムス、黒真珠使い「手元供養」のネックレス
宝飾品製造のジェムス(甲府市、佐々木徳社長)は、真珠に微細な穴を開けて遺灰を納める「手元供養」のネックレスで黒真珠を素材にした商品を開発した。年配の女性向けに、落ち着いた色彩である黒を取り入れた。メモリアルアートの大野屋(東京・新宿)にOEM(相手先ブランドによる生産)供給。同社の東京都内など直営4店で販売を始めた。
黒真珠のネックレスは大野屋の「ソウルジュエリー」という手元供養のブランドの新商品として開発した。価格は18万2000円。黒真珠とチェーン、それぞれをつなぐデザインを凝らしたパーツからなる。ジェムスは直径11ミリの黒真珠に手作業で3ミリの穴を開けた。この穴に紙片を丸めて差し込み遺灰を注ぐ。注いだ後、パーツに付いているネジで締める。
商品は東京都国分寺市と川崎市、千葉市、さいたま市にある大野屋の直営4店で販売しており、大野屋のネット販売でも展開する。ジェムスは2010年9月から「ソウルジュエリー」に白と金色の真珠のネックレスをOEM供給している。