シニア向けフェイスブック教室がNYで盛況、97歳の生徒も

シニア向けフェイスブック教室がNYで盛況、97歳の生徒も
8月13日、ニューヨーク市内にある多くの図書館では、シニア向けのフェイスブック教室が開催され、アカウントの作り方や友達の申請・承認の方法などがレクチャーされている。写真はニューヨーク公共図書館のフェイスブック教室で撮影(2012年 ロイター/Lucas Jackson)
[ニューヨーク 13日 ロイター] ニューヨークでは、90代の高齢者がソーシャルネットワークのスキルを身に着ける日も遠くなさそうだ。市内にある多くの図書館ではシニア向けのフェイスブック教室が開催され、アカウントの作り方や友達の申請・承認の方法などがレクチャーされている。
ブロンクスの図書館で教室に参加した76歳のロサリンド・リヒトさんは「若い人や孫たちは電子メールもそんなに多くは使わない。彼らはフェイスブックしか使わないので、これは彼らとコミュニケーションを取る新たな方法だと感じている」と述べた。
調査会社ピュー・インターネット&アメリカン・ライフ・プロジェクトによると、米国では65歳以上の過半数はインターネットを利用。特に一人暮らしをしている高齢者らにとって、ソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)は家族や友人と連絡を取り合うための新たな場となりつつある。
ニューヨークでのシニア向けフェイスブック教室は盛況で、97歳の女性が生徒になってるケースもあるなど年齢層も幅広い。孫を見つけて友達申請するなど、シニア層のソーシャルネットワーク化は着実に進んでいるようだ。

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