お客が逃げていきますよ...
予約できない、個人情報を漏洩してしまう、実際の販売は延期せざるを得ないなどなど、もう日本以上に散々なiPhone 4の発売を迎えそうな米国のAT＆Tなんですが、ここに来て社内の人間もプッツン切れちゃったみたいな感じです。
これまでiPhoneユーザーだったジョージオさんが、AT＆TのCEOに宛てて問い合わせのメールを送ったところ、カスタマーサポートの男性から電話がかかってきました。
｢自分のiPhone 3Gの2年契約の満了を早めてiPhone 4の購入に移りたい旨を記したり、無制限データ通信プランの廃止を考え直してほしいというリクエストをメールにしたためたところ、お問い合わせありがとうございましたというサポートセンターの男性からの電話がありました。ところが、次に男性の口をついて出てきたのは、こうしたメールを再び送ってくるならば、法的な措置を取ることも検討いたしますので、よく肝に銘じておいてくださいって、なんとも脅しめいた通告だったんです。もう非常にショックでしたね｣
すっかり頭にきちゃったジョージオさんが、一部始終をネット上に公開したところ、もともと世の中はAT&Tへの不満の嵐でしたから、一気に火がついて大騒ぎになり、今度は副社長から直々に謝罪の電話があったようです。
｢この度は私どものスタッフが気分を害するような対応をしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。AT&Tとして、顧客の皆さまからの問い合わせを拒否するようなことは一切許可しておらず、今後も忌憚ないご意見をお待ちしております｣
取りあえずは一件落着でしたが、なんかiPhone 4の品切れは続きそうですし、まだまだ苦情が殺到したり、カスタマーサポートも大変でしょうね...
[So long, and thanks for all the fish via Engadget]
Adam Frucci（原文／湯木進悟）
