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原発依存・大量消費社会からの卒業を!

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July 16, 2012
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カテゴリ:カテゴリ未分類
  私は尊厳死を宣言する文書を書き残していますが、尊厳死や自然死を求める人は増えてきています。それは正しい方向だと思います。私は一歩進んで、「尊厳死の宣言」をしなければ尊厳死が保障されないという現在の状況ではなく、社会が尊厳死を「普通の死」と認めてこれを制度化する必要があると考えます。過剰治療をしてほしい人は「過剰治療を求める宣言」を残さなければならないようにすべきだと思うのです。当然「過剰治療」に健康保険は利きません。

大事な人の死を個人が悲しむのは自然なことです。だから自分や大事な人が死なないことを願うも当然のことです。でも、個人的な感情と社会としての価値観は別にすべきです。社会としての価値観は「生があれば死がある。だから死は自然な現象だ」という考えをベースにすべきだと思います。例えばその具体的な施策の一つが「だから過剰な治療や不自然な状態での長生きに、健康保険等の社会的援助はしない」というわけです。

いえ、私はもっとラディカルに考えています。医療器械や新薬の開発に制限を加えるべきだと思っているのです。例えば医療機器や新薬に特許権は認めないとか、新しく作られた医療機器や新薬は従前のもの以上の値段で売ってはならないとかするのです。本当は具体的に何をすればいいのかはよく分からないのですが、要するに、医療をさらに発達させて、いっそう「死なないようにする」ことに疑問があるのです。

考えてみてほしいのです。医療技術はものすごい勢いで進んでいます。体のどのような部分にでも変化させることのできるIPS細胞まで出来たといいます。たぶん近い将来には、体の多くの臓器や部位が付け替え可能になるでしょう。そしてその治療は大変高額でしょう。すると、一部の人は痛んだり弱ったりした部位をどんどん付け替えて、驚くほど長生きするでしょう。当然多くの人はそれを利用できません。そのような世の中は果たして必要でしょうか。私はそのような医学の発達は無いほうがよいと考えます。エイズの薬は高すぎて、それを必要とする圧倒的多数の人たちが手にできないといわれています。そんな多くの人を悲しませる薬など、無い方がましだと思います。

もし高度医療や良い新薬が一部の人にしか与えられないのだとすれば、私は次のような優先順位を作るべきだと思います。第一優先は0歳から19歳までの人。第二優先は20歳から59歳の人。60歳以上の人は優先無し、と。生きる権利に差をつけることになりますが、金のあるなしで決まる現状よりもずっと公平だと思います。

私たちは生物学者の本川達雄氏の言葉に耳を傾けるべきだと思います。それは次のようです。

多くの人は医学の力を借りて、できるだけ長生きしたいと望む。しかしそれは矛盾だ。現実は命が延びた分だけ不安が延びている。いくら命を延ばしても、必ず衰えて死ぬことは確実だからだ。体は使い続けると必ずガタが来るに決まっている。そんな中を生き続けるだけで大変だ。だったら定期的にまっさらの新しい個体、つまり子どもを作ろうとした。自分は適当なところで消えて、あとは子どもに譲る。そうすれば「私」は次の世代として生きていくことになる。これこそすべての生物が続けてきたやり方だ。

生物学的には、人間も次世代を生む能力があるところまでが本来の部分で、それ以後は医療技術などが作り出したプラスアルファーの命に過ぎない。困ったことにそのプラスアルファーにお金やエネルギーがかかり、それを若い世代が負担している。長寿社会とは若者いじめの社会に過ぎない。






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Last updated  July 16, 2012 08:13:33 PM
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