小沢氏らの離党届、首相と私に一任された=輿石民主幹事長

小沢氏らの離党届、首相と私に一任された=輿石民主幹事長
7月2日、民主党の輿石東幹事長は、小沢氏ら造反議員への処分について、この日の役員会で自身と野田首相に一任することが再確認されたことを明らかにした。都内の民主党本部で2009年7月撮影(2012年 ロイター)
[東京 2日 ロイター] 民主党の輿石東幹事長は2日夕、党役員会後に記者会見し、この日の役員会で小沢一郎元代表ら消費増税関連法案の衆議院での採決で造反した議員への処分について、野田佳彦首相と輿石幹事長に一任することが再確認されたことを明らかにし、「できるだけ早く結論を得るように頑張りたい」と語った。
またきょう提出された50人の離党届を受理するかについては「それも含めて首相と私に一任いただいた」と述べた。
輿石幹事長は離党届を出した議員を慰留するかとの質問に「それはしない」と答えた。慰留しないということは(離党届を)受理するのか、それとも除名するのか、との重ねての質問には「それを今答える必要はない」とだけ語った。
また輿石幹事長は役員会で野田首相が「危機というよりも日本の政治の分岐点になるという大きな問題になりかねない。この大きなヤマをきちんとみなさんと一緒に乗り越えていきたい」と発言したことを明らかにした。
離党届が提出される事態となったことの自身の責任について輿石幹事長は「私自身が考えればいいと思う」と語った。
*内容を追加して再送します。

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