スタバ、特別商品で米雇用創出に協力
【ニューヨーク=河内真帆】米コーヒーチェーン最大手スターバックスは12日、米国の雇用を促進するキャンペーンの一環として特別商品の販売を始めた。米国製のコーヒーマグや米国で加工したコーヒー豆などで、国内の製造業を応援するとともに、売り上げの一部を寄付に回す。米国内の約7000店とオンラインで販売する。
スタバは昨年10月に国内の雇用拡大を目指す「クリエート・ジョブズ・フォー・USA」基金を設立、中小企業向けの融資を手掛ける金融機関ネットワークと提携し、来店客から寄付金を受け付けるなどのキャンペーンに乗りだしている。
この日売り出した商品は「インディビジブル」という名で販売する。シカゴ市で製造したコーヒー用タンブラー(11ドル95セント)、オハイオ州の陶器製造工場で作成したセラミックのマグ(9ドル95セント)、米国内で加工したコーヒー豆(14ドル95セント)など。同社では売り上げの一部を基金に寄付する。