Amebaのプロデューサー職にも新人が配属され、
週に1度、私(総合プロデューサー)に、

改善案や新サービスを提案するようになりました。

2007年までプロデューサーという職種自体、

Amebaには無かったのですが、試行錯誤しつつ、

最近では新人の配属先としても人気になってきました。

3年前に私が総合プロデューサーを兼務し、
テレビでいう視聴率の基準を

AmebaではPV数に絞りこみ、
PVの目標を掲げ、プロデューサーが数字を持ちました。
そこからAmebaは大躍進しています。


当時、総合プロデューサーを名乗った

私の言葉に説得力があったとすれば、

社内の誰よりもAmebaブログを使っている

ということでした。


自分がハードブロガーとして、改善すべきポイントや

欲しいと思う新機能のつぼを押さえていたからです。


逆に自分がユーザーの気持ちを知らなければ、

さらには競合のサービスを熟知していなくては、

提案やアイデアに何の説得力もないし

誰の心にも響かないということです。

例えて言えば、
ヒップホップが本当は好きではない人が、
(あいつらこういうのが聴きたいんじゃないかな?)と

ヒップホップのファン向けに曲を作ったとしても、

そんなものは聴きたくないのと同じです。

ヒップホップが心から好きで、

自分自身も大ファンで、たくさん聴いてて、

それでもこれだったら自分も聴きたいと、

そう思えるような作品を創るアーチストは

優秀なプロデューサーでもあると思います。


最近はAmebaもサービスが多岐に渡り、

モバイルのゲームなど、

意識的にユーザーの気持ちにならなければ

よく理解できない領域も増えています。

私も全ての分野にキャッチアップするのは

難しくなってきました。

プロデューサーは少なくとも担当分野においては、
社内の誰よりも自分が使ってるし詳しいです

と言えるようになって頂きますと、

そんな頼もしいことはありません。


あと、ネットサービスは相対的な競争の世界。

他社の類似サービスの研究に余念がない人も、

大変頼もしいです。

「プロ」としては当然の話なのですが。