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妻夫木聡&武井咲&三池崇史監督登壇!『愛と誠』完成報告会見レポート

6月16日(土)より公開される話題の映画『愛と誠』(三池崇史監督最新作/角川映画・東映配給)。
本作は老若男女すべての者の胸を焦がした名作コミックを、30年余の時を経て天才監督、三池崇史が映像化。
超不良・太賀誠に、余りに純粋なお嬢様・早乙女愛が常軌を逸した献身を捧げます。
運命で結ばれたふたりを、CG/アクション/熱い涙/迫力のセリフ/魂の音楽で描ききった、誰も見たことのない、純愛エンタテインメントに仕上がっています。
この度、主演の妻夫木聡さん、そして武井咲さん、三池崇史監督が登壇し、映画『愛と誠』完成報告会見を実施しました。


●『愛と誠』完成報告会見
日時:3月19日(月)
場所:帝国ホテル 桜の間
登壇者:三池崇史監督、妻夫木聡、武井咲
奇跡のカップルを熱演する実力派俳優:妻夫木聡さんと新時代のヒロイン:武井咲さん、そして三池崇史監督も登壇し、完成報告会見を行いました。
会見ではまず始めに予告編が上映され、いくつかのコミカルなシーンで会場から笑いが漏れました。そして登壇した三名が本作にかける情熱や本作の見どころ、撮影の裏話など熱く語りました。
記者からの質疑応答では、時間内に収まりきらないほど多くの質問が寄せられその、注目の高さがうかがえました。
最後に、『愛と誠』運命の恋判断センサー(妻夫木さんと武井さんがボタンを押し、タイトル文字「愛と誠」が点灯)によって、愛と誠の運命の恋が本物であることを証明するという演出では、すぐに点灯せず2人があせったりと会場を大いに沸かせていました。
MC:一言ずつご挨拶お願いします。
妻夫木聡さん:朝早くからこんなに来ていただいてありがとうございます。
31歳にもなって高校生を演じました(笑)。
武井咲さん:たくさん集まっていただき、ありがとうございます。
本日はよろしくお願いいたします。
三池崇史監督:本日はお集まりいただき、ありがとうございます。
(MCに向けて)先、進んでください。
MC:(三池監督へ)これまで相次いで映画、ドラマ化された梶原一騎、ながやす巧原作の大人気コミック「愛と誠」が新たに平成版として蘇るわけですが、完成し、公開に向けての意気込みをお聞かせください。
三池監督:梶原一騎さんの作品は、自分たちの世代には特別な存在です。
ながやす巧さんが描かれた「愛と誠」は女性にも支持されました。これは少し前にケータイ小説が流行ったように、自分たちが生んだ自分たちのドラマ。
自分が作りたいものがいつもそこにありました。
映画というものに携われてよかったと思います。
意気込みは全開です!
MC:(妻夫木さん、武井さんへ)今回のオファーを受けられ、そして脚本を読まれた際、どのように感じられましたか?
妻夫木さん:脚本を読んだときはふざけた映画だなと(笑)。
三池さんの作品はよく観ましたが、歌って踊ってというのはなかったですね。
宅間さんが脚本だったので、コメディ部分なども生かされていたと思います。
出来上がりを観たら、自分が想像した以上におもしろい映画になっています!
武井さん:私は映画の台本を読むこと自体が新しかったです。
監督、妻夫木さんに初めて会ったときは緊張しました。
芝居は現場でつけてもらったりして、楽しかったです。
私は早乙女愛を演じて、本当に純愛映画だなと思って、ラストシーンは感動しました。
・ここから質疑応答
Q:(妻夫木さん、武井さんへ)演じてみてのお互いの印象は?
妻夫木さん:咲ちゃんはとても堂々としていて、本当にまだ18歳?と今でも思っています。しっかりしていて頼りになる存在、自分のほうが甘えちゃいます。
早乙女愛という役柄は、尋常じゃない一方的さ。
純愛すぎる純愛さが可愛いけれどウザイ。その境目をうまく演じていてすごいし、おもしろかった。
武井さん:現場に行く度、(アクションシーンが多く)妻夫木さんがボロボロで、「大丈夫ですか?」と言いたくなりました。
妻夫木さんの学生服姿をそばで見られてよかったです(笑)。
それと…、台本をしっかり読まなくていいのかなと思える現場でした(笑)。
妻夫木さん:(すかさずフォロー)現場でよくセリフなどが変わることが多かったからですよ! 彼女はちゃんとやっていますよ!
Q:(三池監督へ)キャスティングについて、主演2人の撮影時のエピソードについて教えてください。
三池監督:キャストは自分の中でのいちばんの理想があって、そこからアタックしていったら、トップの2人(妻夫木さん・武井さん)がやってくれるっていうのでマジですか?と(笑)。
監督は何もできないので、キャスト・スタッフに補ってもらうんです。つまり、監督は助けてくれる人を呼び集めるのが仕事。今回は集まったメンバーがとても贅沢でした。その贅沢さと作風のギャップ、それがこの作品のポイントです。
Q:(三池監督へ)ミュージカルシーンは、三池監督のアイデアですか?
小林武史さんの音楽プロデュースについても教えてください。
三池監督:脚本の宅間さんのアイデアですね。で、やるなら力のある人にやってもらいたいと思って、小林武史さん空いてるかなって。
ただ、この作品をミュージカル映画だとは考えていません。
キャラクターが自分の持ち歌を勝手に歌っているイメージです。それぞれのシーンに歌の内容が関係ないときが多いですし。各キャラクターが映画のために存在しているのではなくて、各キャラクターの人生がにじみ出てそれが歌になり集まって映画ができたような、そんな感じです。
妻夫木さん:小林さん、本当にやるんだ?とびっくりしました。
レコーディングはすごく緊張して歌うのって大変なんだ、歌手は本当に歌がうまいんだなと実感しました(笑)。
パパイヤ鈴木さんの振り付けがどれぐらい大変なのか心配だったのですが、現場対応で親しみやすい踊りをつけていただきました。
監督もおっしゃっているとおり、キャラクター自身の魂が出ちゃって、それが歌や踊りになっているんだと思います。
監督の本当に新しいものを作るんだという熱い想いがみなぎっていて、本当に楽しかったです。
武井さん:歌は好きなのですが、私もレコーディングは緊張しました。
早乙女愛ちゃんは本当に演じていて愛らしくて大好きです。
踊りはやったことがなかったけれど、監督のアイデアで「素晴しい愛をもう一度」の「あい~」を伸ばすところなど楽しかったです。
・『愛と誠』運命の愛判断センサー
MC:最後に一言ずつお願いいたします。
妻夫木さん:ここまでお話して、どういう映画かおわかりかと思います。
(『愛と誠』運命の愛判断センサーをやって)最後は新婚さんいらっしゃい!みたいですみません(笑)。
武井さん:映画初出演なので、多くの方に観ていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
三池監督:みなさんが思っている以上に驚くような始まり、展開の映画です。
最初に誠の少年時代の誰にも言えない寂しさが表わされていて、最後にそれが意外な方向に進んでいきます。歌って踊ってだけじゃありません! いい映画です。
楽しんでください。
●『愛と誠』
梶原一騎・ながやす巧原作による伝説のコミックが、ジャンルのボーダーを軽々と超えて精力的に作品を発表し続ける天才監督、三池崇史 によって完全映画化。炎のように燃え上がる熱い青春の物語を描き切る。
“運命の恋”を彩るのは魂が込められた音楽だ。
世代を超えた名曲をアレンジし蘇らせたのは小林武史。
そして躍動感あふれる振り付けを担当したのはパパイヤ鈴木。
ふいに差し込まれるキャスト達の豪華な歌と踊りが、ドラマチックな物語をさらに加速していく。
鋭い眼光を放ちながらも心の奥底には優しさを隠し持つ不良・誠役には、妻夫木聡。
新たな魅力を炸裂させている。
一方、空回りすらも愛おしくなるヒロイン像を魅せる愛役に、CM、ドラマなどで今最も注目を集める武井咲。
はじめての映画出演とは信じがたいほど、見事なコメディエンヌぶりを発揮している。
岩清水役の斎藤工、静かな迫力を醸し出す女生徒に大野いと、恋するスケバン役の安藤サクラ など、その存在感に注目が集まる若手から、市村正親、余貴美子、伊原剛志 ら実力派のベテラン俳優が揃い踏み。
また圧巻の歌声を披露する一青窈、妻夫木の幼少期を演じる加藤清史郎など、意外なキャストも集結。
日本映画屈指のスタッフとキャストが揃い、心揺さぶるアクションとドラマが融合、ハードな描写のなかにロマンチックが息づく、究極の純愛エンタテイメントが完成した!!
●ストーリー
過去への復讐を胸に東京にやってきた超不良の誠。
東京でも屈指の名家のひとり娘で、正真正銘のお嬢様である愛。
天と地ほどに何もかも違う“美女と野獣”ともいうべきふたり、だがそこには“運命の恋”があった―。
愛に一方的な思いを寄せ「君のためなら死ねる―!」とエネルギッシュに叫ぶメガネ優等生・岩清水や、誠に目をつける番長&スケバングループまでもが加わり、全員が純愛へと暴走するカオス状態に。
何があってもへこたれない愛のどこまでも惜しみない愛情は、かたく閉ざされた誠の心の扉を開けることができるのだろうか!?
出演
妻夫木聡 武井咲
斎藤工 大野いと 安藤サクラ 前田健 加藤清史郎
一青窈(特別出演)/余貴美子 伊原剛志 市村正親
監督:三池崇史
原作:梶原一騎・ながやす巧「愛と誠」(講談社プラチナコミックス所載)
脚本:宅間孝行
音楽:小林武史
振付:パパイヤ鈴木
配給:角川映画・東映
©2012『愛と誠』製作委員会
『愛と誠』
6月16日(土) 新宿バルト9他全国ロードショー!
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